All Tudor program

9月26,27日はスターダンサーズバレエ団創立50周年記念公演「オール・チューダープログラム」でした。

今回の公演にはスターダンサーズバレエ団のダンサー以外にも、吉田都さん、小林紀子バレエシアターのプリンシパル島添亮子ちゃん、谷桃子バレエ団プリンシパル永橋あゆみちゃん、新国立バレエ団のプリンシパル本島美和ちゃん等のゲストが参加しての豪華な公演となりました。
「スターダンサーズバレエ団」は、50年前、故太刀川瑠璃子先生が各地で活躍するスターダンサーを集めてチューダーの公演を行った事がきっかけとなり、その公演後に同じメンバーでバレエ団として結成されたそうです。だからスターダンサーズバレエ団という名前になったのですね。

実はこの公演に携わるまでチューダー作品の事をあまり知らなかったのですが、今回この公演で「小さな即興曲」を弾かせて頂いた事がきっかけで「リラの園」や「火の柱」等チューダー作品に触れる事が出来、その素晴らしさを知る事が出来ました。
振付、音楽、舞台美術、ダンサー・・・どれもが本当に美しくて、そのどれもが合わさって素晴らしい相乗効果を生む様は、まさに総合芸術。演劇性の高い振り付けによって舞台上のダンサー全員が皆役者として重要な役割を果たしているので、それぞれのダンサーの表情ひとつとっても興味深くて目が離せませんでした。マクミランが彼から影響を受けたというのも、頷けます。

LittleimprovisationRehearsal

 

 

 

 

 

 

 

リハーサルで興味深かったのは、今やプロの現場ではほとんど常識である「カウント」をまったく使わずに振付をする、という事でした。指導に来日したアマンダ・マッケローによれば「チューダーはカウントする事によって、カウントに縛られて音楽に乗って踊りづらくならないように、敢えてカウントを用いない」との事。つまり、表面的なカウントではなく、もっと深いところで音楽を感じて踊って欲しいという事ではないでしょうか、それは音楽と踊りの最も理想的な関係だと思います。

特に私の弾いた「子供の情景」は、純粋なピアノ曲ですし、有名な「トロイメライ」をはじめ、カウントで数えるのはナンセンスともいえる曲もあったのでリハーサルの進め方には興味があったのですが、始まってみるとピアニストの演奏(勿論、自分なりの解釈とはいえバレエ的押さえどころは押さえます)を尊重し、それに合わせて音の取り方を変えてみたりと、音楽と踊りがとても素敵な関係にあるリハーサルでした。という訳で、リハーサルから本番まで、とても幸せなひと時でした。

「葉は色褪せて」を踊られた都さんと。
AllTudorPro2

 

 

 

 

 

 

 

チューダーの作品は、妖精やお姫様の華やかなおとぎ話ではなく、普通の人間を題材にしたバレエなので、若干バレエ玄人向け作品かもしれませんが、それにしても・・・50年前にこのバレエを見出して公演を打った太刀川先生の先見の明は、すごいです。

終演後のパーティにて。太刀川先生の写真の前で

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打ち上げにて。右から永橋あゆみちゃん、今井智也君、私、浅田良和君

 

Alltudorpro

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